札幌市西区福井3丁目で、「ツルハドラッグ福井3丁目店」(仮称)の建設が進んでいる。手稲左股通を挟んだ向かい側には、「サツドラ福井店」がある。店舗前には、押しボタン式信号機が設置されており、道路の幅員は18m。まさに18mしか離れていない真正面の競争が、今冬から始まる。(写真は、「サツドラ福井店」の真向いで建設が進んでいる仮称「ツルハドラッグ福井3丁目店」)
「ツルハドラッグ福井3丁目店」は、札幌市西区福井3丁目115-1ほかの手稲左股通沿いの土地に建設中。1015坪(3350・66㎡)の土地造成に当たり、不動産業のブランチ・オフィス(本社・札幌市中央区)が市の開発許可を受け、エスデー建設(同・旭川市)が造成工事を行っている。店舗の建築主もブランチ・オフィスで、設計は、アラシキ建築設計(札幌市中央区)、施工は、土地造成工事と同じエスデー建設。
店舗面積合計は、約338坪(1117㎡)。工期は、2024年4月15日から同年11月28日まで。現在は、店舗の土台となるコンクリート床面が完成した段階。ツルハ(本社・札幌市東区)は、ブランチ・オフィスから店舗を賃借して運営する。
この建設現場の前には、既存の「サツドラ福井店」(福井4丁目3-1)がある。同店は、2017年6月に「東光ストア福井店」跡に居抜き出店したもので、店舗面積は約268坪(約884㎡)。近隣には、「東光ストア平和店」があるものの、ドラッグストアとしては福井地区唯一。「ツルハドラッグ」は、この店舗の真正面に出店する。
2店舗の間には、手稲左股通が通っており、動線が違っていて、それほどの競合はないとみられるが、奇しくも店舗前には、押しボタン式信号機が設置されている。このため、動線の違いによる心理的負担が軽減され、競合は必至。手稲左股通は、片側1車線の幅員18mの道路。またに18mの真正面対決が、今冬から始まりそう。