帯広市西18条南1丁目4-1の「柏林台ひまわり」跡地にデンコードー(本社・宮城県名取市)が、家電量販店「ケーズデンキ帯広店」(仮称)を出店する。同社が、道に大規模小売店舗立地法に基づく店舗新設を届け出、道が、2024年8月7日に告示した。オープン予定日は、2025年3月30日となっている。(画像は、「ケーズデンキ帯広店」の店舗配置図)
デンコードーが店舗を計画しているのは、JR柏林台駅近くの弥生新道沿い。この土地には、合田観光商事(本社・札幌市中央区)が、2003年11月にオープンさせたパチンコ店「柏林台ひまわり」が建っていたが、20年目の2023年4月16日に営業を終了。閉店後に建物は解体され、更地になっていた。デンコードーは、この土地を利用して「ケーズデンキ」を建設する。
建設地は、「西陵北地区地区計画」で土地利用に制限があったが、2024年3月に、弥生新道に面する沿道サービス地区の建築物用途制限を変更、店舗面積合計1万㎡以下の商業施設建設が可能になった。「ケーズデンキ帯広店」の建築面積は約1903坪(6282㎡)、鉄骨平屋建てで、延べ床面積は約1882坪(6212㎡)、店舗面積は約1526坪(5036㎡)。デンコードーは、自前で店舗を建設する。駐車場の収容台数は232台、駐輪場の収容台数は12台。
店舗北側のJR根室本線と国道38号を越えた西18条北1丁目には、「ぴあざフクハラ西18条店」、「ツルハドラッグ西18条店」、「ユニクロ帯広店」が集積しており、「ケーズデンキ」の出店で、さらに付近の商業集積が進む。帯広市内には、ヤマダデンキ(本社・群馬県高崎市)が「テックランド帯広店」、「家電住まいる館YAMADA帯広西五条店」、サンキュー(本社・石川県野々市市)が「100満ボルト帯広本店」、「同帯広西店」をそれぞれ展開しており、「ケーズデンキ」の参入で、市内5店舗体制になる。なお、十勝地区の「ケーズデンキ」は、2019年11月オープンの「ケーズデンキ帯広音更店」(河東郡音更町木野大通東11丁目1-1)に次いで2店舗目。