日高町富川の「Aコープルシナ店」2024年9月一時閉店、11月「ホクレンショップFoodFarm」改装オープン

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 JAびらとり(本所・沙流郡平取町)が同郡日高町富川北4丁目1-2で展開している「Aコープルシナ店」が、2024年9月に一時閉店、同年11月上旬、「ホクレンショップFoodFarmルシナ店」(仮称)としてリニューアルオープンする。運営主体が、ホクレン商事(本社・札幌市北区)に切り替わる。(写真は、2024年9月に一時閉店する「Aコープルシナ店」)

「Aコープルシナ店」は、合併前のJAとみかわが1996年にオープンさせたスーパー。売り場面積は約560坪。2012年にはリニューアルを行い、2015年のJAとみかわとJA平取町との合併に伴い、JAびらとりが運営することになった。ピーク時には、年間17~18億円の売り上げがあったが、現在は約10億円。赤字ではないものの、JAびらとりでの運営継続は難しいとして、スーパーマーケット運営で実績のあるホクレン商事が、運営を承継することになった。

 JAびらとりは2024年9月に一旦、店舗を閉めて、10月から2億数千万円をかけて全面改装を行い、11月上旬に屋号を「ホクレンショップFoodFarmルシナ店」に切り替えてオープンする。商品仕入れは、ホクレン商事の帳合に変わり、仕入れコストが低減、売価も下げられる見通し。ホクレン農業協同組合連合会(本所・札幌市中央区)グループの強みを生かして、品揃えも強化する。店舗の従業員は、引き続き雇用する。ホクレン商事は、「FoodFarm業態で最先端の店舗にしたい」と話している。

 日高町富川地区には、「マックスバリュ富川店」のほか、「サツドラ富川店」、「ツルハドラッグ日高富川店」、「サンドラッグ富川店」、「イエローグローブ日高富川店」など商業施設が集積している。農協系「ルシナ店」の運営切り替えで競争力を高め、農家組合員の需要に応える。

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