千歳市内で2024年7月、コンビニエンスストア4ブランドが相次いで出店する。コンビニ店舗数が飽和状態に近い近年では、建て替え店舗も含めて1ヵ月に地域で4ブランドが揃うのは珍しい。
（写真は、2024年7月4日にオープンした「ローソン千歳北陽保育園前店」）
（写真は、2024年7月19日オープンする「セイコーマート千歳信濃店」）
7月4日にオープンしたのは、「ローソン千歳北陽保育園前店」（北陽町1丁目12-10）。近隣に移転のため閉店した「ツルハドラッグ北陽店」の店舗跡地を利用して、建設された。FC（フランチャイズ）運営しているのは、GROAD（札幌市豊平区）。出店場所の近くでは、戸建て住宅や賃貸住宅の建設が進んでおり、人口増が期待できる地域。
7月18日（木）にオープンするのは、「ファミリーマート千歳美々店」（美々758-136）。市の中心部から離れたレンタカー営業所の集積地に立地する。このエリアには、「トヨタレンタカー新千歳空港ポプラ店」、「ニッポンレンタカー新千歳空港店」、「ワールドネットレンタカー新千歳空港営業所」、「オリックスレンタカー新千歳空港店」、「バジェットレンタカー新千歳空港店」、「トヨタレンタカー新千歳空港すずらん店」などが集積、レンタカー台数は数千台におよぶ。「ファミリーマート千歳美々店」は、「ニッポンレンタカー新千歳空港店」内で展開されていた高級輸入車の「プレミアムカーレンタル」の事務所跡への居抜き出店。FC運営するのは、飲料水配送のウッドベル（本社・北広島市）。
同じく7月18日には、「セブン-イレブン千歳清流店」（清流8丁目1-1）がオープンする。以前は、「セブン-イレブン千歳根志越店」があった場所で、新たに「千歳清流店」と名称を変えてオープンする。7月19日（金）には、「セイコーマート千歳信濃店」（千歳市信濃3丁目709-66）が新設オープンする。出店場所は、中央大通沿いで、「セカンドストリート千歳店」と「未来書房千歳店」の間の敷地。「未来書房千歳店」の隣には、「スターバックスコーヒー千歳信濃店」がある。
近隣では、「ダイイチ」や「DCM」、「無印良品」、「サツドラ」、「ケーズデンキ」などが集積する大型ショッピングセンター「北信濃複合商業施設」が今秋オープンすることになっており、「セイコーマート千歳信濃店」周辺も人や車の流れが変わりそう。1ヵ月の間にコンビニ4ブランドが相次いで出店するのは、ラピダスの次世代半導体工場建設や商業施設建設、宅地開発など千歳市の活況を裏付けている。
