紳士服のはるやまチェーン、「北郷店」36年間の営業を終了

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 札幌市に本社を置く紳士服・カジュアルウェアのはるやまチェーン(本社・札幌市豊平区)は、2024年7月28日(日)で「北郷店」(同市白石区北郷3条2丁目1-1)の営業を終了する。同社が店舗を閉めるのは、2022年7月の「清田店」(同市清田区)以来。(写真は、2024年7月28日で営業を終了する「はるやまチェーン北郷店」)

 はるやまチェーンは、1970年に札幌で創業した紳士服・カジュアルウェアのチェーン。1996年には、株式を店頭公開するなど、北海道発の成長企業として注目されたが、資金繰りが悪化して2001年9月に民事再生法の適用を札幌地裁に申請、事実上倒産した。その後、再生計画認可を経て再建を果たした。同じ名称の「はるやま」を西日本中心に展開している、はるやまホールディングス(本社・岡山市北区)や傘下のはるやま商事(同・同)との資産関係はない。

 はるやまチェーンは現在、札幌市内で5店舗を展開しているが、このほど36年間営業してきた「北郷店」の営業を終了することにした。同店は、環状通と北13条・北郷通交差点角にあり、大きな看板が目印となっている。営業終了に伴い、2024年6月29日から「完全閉店セール」を実施、店内の全品が2割引きから9割引きになっている。

 同社は、2022年6月に「エフ・ユニット新道東店」(札幌市東区)、同年7月に「清田店」の営業を終了しており、今回はそれ以来となる。なお、「清田店」跡にはアミューズメント型フィットネスクラブ「フィットイージー札幌清田店」が居抜き出店している。札幌市内のはるやまチェーン店舗は、「北郷店」閉店で4店舗になり、道内では26店舗になる。

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