コープさっぽろ2024年度店舗計画「新店1、閉店2、改装7」、「電子棚札」導入実験も推進

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 コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、2024年度(2024年3月21日~2025年3月20日)に赤字2店舗の閉店と新店1店舗の出店、既存7店舗のリニューアルを行う。
(写真は、2024年10月頃に閉店する「コープさっぽろ桜木店」=上と「コープさっぽろときわ店」)

 店舗の再配置は、苫小牧地区で行う。赤字により2024年10月頃に閉店するのは、「桜木店」(桜木町3丁目18-1)と「ときわ店」(ときわ町3丁目16-5)。「桜木店」は、環状通沿いにあり、旧道央市民生協時代にオープンした店舗で、売り場面積は約257坪(850㎡)。「ときわ店」も環状通沿いにあり、2006年のコープさっぽろによる、道央市民生協の事業統合後の2009年2月にオープンした店舗。売り場面積は約469坪(1549㎡)。「ときわ店」は、土地建物を賃借、「桜木店」は自社物件。

 これら2店舗閉店後の2024年11月頃に、新店舗「ぬまのはた店」(北栄町1丁目17-4ほか)をオープンさせる。自前の店舗とし、売り場面積は約640坪(2114㎡)になりそう。立地場所は既存の「フードD365沼ノ端店」の斜め向かいで、「マックスバリュ沼ノ端店」とも近い。沼ノ端地区は、ファミリー層が多く、今後も人口増が続きそう。コープさっぽろは、激戦区で買い物客の選択肢を広げる。コープさっぽろの苫小牧地区の店舗は、現在の5店舗から4店舗になる。

 リニューアルを計画しているのは、「山の手店」(函館市)、「新道店」(札幌市東区)、「いしかり店」(石狩市)、「とんでん店」(札幌市北区)、「たいき店」(広尾郡大樹町)、「プラザ店」(紋別郡遠軽町)、「ねむろ店」(根室市)の7店舗。また、店舗ではIoTを活用したデリカの店舗値引き、破棄率3%の改善を進めるほか、電子棚札の導入実験も行う。
※2024年6月20日記事一部修正しました。

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