豊月がロピア並み低価格のスーパー「フードD生鮮市場」、苫小牧の既存店改装へ

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 苫小牧市や札幌市、北広島市、千歳市、恵庭市、江別市で食品スーパー「フードD365」を11店舗展開する豊月(本社・苫小牧市)は、「フードD365OASIS店」(苫小牧市澄川町1丁目2-11)を生鮮強化の低価格スーパー「フードD生鮮市場」にリニューアルする。2024年7月上旬から一時休業して全面改装、同年8月上旬にオープンさせる。(画像は、「フードD生鮮市場」のイメージ)

「フードD365OASIS店」は、1985年12月にオープンした豊月の2号店。オープン当初は「豊月澄川店」だったが、時代の変化に合わせて、店舗の名称を「フードD2」、「フードD澄川食彩館」、「フードDザ・プライス」に変更、2014年4月からは、「フードD365OASIS店」として展開してきた。

 名称変更と業態変更から10年が経ち、買い物客の低価格志向が一段と強まっていることから、生鮮食品の鮮度と日配品やグロサリー商品の低価格を訴求する新業態「フードD生鮮市場」に転換することを決めた。既に6月から営業しながら改装工事を進めており、7月上旬からは、1ヵ月間一時休業して全面改装に入る。内外装を一新するほか、冷ケースや什器の全面入れ替え、トイレの改修工事などに約4億5000万円を投じる。

 豊月の豊岡憲治会長・CEO(77)は、「生鮮食品の販売比率を現状から5%高めて55%にして、日配品を毎日低価格で販売する。『フードD』は元々、ディスカウント業態だったので、原点に戻ってお客さまの需要に応えたい」と話す。日配品の売価に関しては、ロピアと産直生鮮市場をベンチマークにして、設定するとしている。

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