コープさっぽろ新役員体制、岩藤正和前専務理事は物流グループ会社トップ専任に

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 コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、2024年6月6日の第59回通常総代会後の理事会で、新役員体制を決めた。小松均常務理事(63)が専務理事に昇格、鈴木裕子執行役員商品本部副本部長(51)が常務理事に就任した。大見英明理事長(65)と米内徹常務理事(63)は、現職を続投する。(写真は、コープさっぽろ本部)

 新役員体制では、大見理事長とコンビを組んできた岩藤正和専務理事(66)が退任、兼務していたグループ会社の北海道ロジサービス(本社・江別市)代表取締役の専任になる。また、2024年5月29日付で同社が全株式を取得した、物流会社のアイアイ・テー(同・石狩市)グループの代表取締役も兼務する。岩藤氏は、2014年6月に常務理事に就任、2020年6月から専務理事を務め、コープさっぽろの商品系トップだった。
 
 1998年の事実上の経営破綻からコープさっぽろ再建の中心的役割を果たしてきたプロパーが、大見氏と岩藤氏、2年前に退任した中島則裕氏(当時専務理事、現北海道生活協同組合連合会会長、コープさっぽろ理事長補佐)の3人だった。中島氏に続く岩藤氏の退任は、コープさっぽろが、再建ステージから完全脱却、新たに成長ステージに入ったことを示している。

 小松氏は、2022年6月に常務理事に就任、1期2年で専務理事に昇格した。鈴木氏は、民間会社を経てコープさっぽろに入り、商品本部デリカ部長、執行役員商品本部副本部長を経て常務理事に就任した。岩藤氏が務めてきた商品系のトップに就く。

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