勢いある苫小牧・沼ノ端地区に「無印良品」、胆振管内に初出店

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 苫小牧市沼ノ端地区に良品計画(本社・東京都豊島区)が、「無印良品」を出店する。胆振管内では、初めての「無印良品」となる。苫小牧中央部ではなく、東部の沼ノ端地区に出店することで、この地区の商業環境が厚みを増す。(写真は、「無印良品」の看板)

 出店場所は、JR沼ノ端駅からのびる沼ノ端北大通沿いの北栄町1丁目16-1。コープさっぽろ(本部・札幌市西区)が建設を進めている「コープさっぽろぬまのはた店」の向かい側に当たり、豊月(本社・苫小牧市)の「フード365沼ノ端店」の南隣。店舗設置者は、コープさっぽろ。良品計画は、店舗を賃借して「無印良品」を出店する。

 敷地面積は約1155坪(3814・52㎡)、店舗面積の合計は約509坪(約1681㎡)、駐車場の収容台数は50台、駐輪場の収容台数は12台。土地は、個人所有が続いていたが、2023年12月にコープさっぽろが取得した。オープン予定日は、2025年1月となっている。

「無印良品」は現在、道内20店舗を展開しており、そのうちコープさっぽろとのコラボ店舗は5店舗ある。今年3月には、「コープさっぽろ岩見沢南店」(岩見沢市)の駐車場敷地を利用して「無印良品コープさっぽろ岩見沢南」がオープンしている。この店舗も、コープさっぽろが建設して、良品計画が賃借出店した。

「無印良品」は、道内で出店攻勢を強めているが、道南は函館市、道央は岩見沢市、小樽市、札幌市、北広島市、千歳市、日高郡新ひだか町、道北は旭川市、道東は河東郡音更町と出店地域は限定的。今回は、初の胆振管内への出店となる。苫小牧沼ノ端地区は、ラピダスの次世代半導体工場やソフトバンクのデータセンター建設などで活気づいており、「無印良品」の出店で、地域の商業環境に彩りを添えそうだ。

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