札幌・円山の商業施設「マルヤマクラス」、売上高87億9000万円で2年連続過去最高

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 三菱地所プロパティマネジメント(本社・東京都千代田区)が運営する、札幌市中央区南1条西27丁目1-1の商業施設「マルヤマクラス」の2023年度(2023年4月~2024年3月)全館売上高が、前年度比6・6%増の87億9000万円となり、2期連続で過去最高になった。(写真は、2年連続過去最高の売り上げを達成した「マルヤマクラス」)

「マルヤマクラス」は、「メルパルク札幌」の跡地に2009年開業した、札幌市中央区円山地域の商業施設。開業初年度の売上高は、59億5000万円で、以降10年連続で増収、2019年度には、80億円を突破した。コロナ禍の影響で、2020年度は、73億5500万円に減少したが、その後、回復。2022年度には、最高の売上だった2019年度を更新、2023年度も好調を持続して、過去最高を実現した。また、2024年3月の期末最終月まで、単月ごとの売上高は、16ヵ月連続で過去最高を達成している。

 継続的な売上げ増加とコロナ禍からの回復について、三菱地所プロパティマネジメントでは、①道内企業を中心としたMD(販売政策)構成による他施設との差別化②普段使いの「マックスバリュ」や「かま栄」、「マルシェゾーン」など食物販が充実③従業員休憩室の大改装など従業員満足度(ES)向上施策の実施④円山動物園など周辺施設との連携・協力⑤足元商圏でマンション開発が増加ーーなどを挙げている。

 同社は、今後の「マルヤマクラス」について、「開業15周年目の今年度は『再スタート』をテーマに営業いたします。この街の人に寄り添い、共に歩み、成長していく中で、皆さまに欠かすことができないパートナーとして、いつまでも愛される施設を目指します」としている。延べ床面積は、約8700坪(約2万8900㎡)、地下1階、地上5階、約80店舗で構成されている。
※2024年5月22日記事一部訂正しました。マルヤマクラスの住所、西7丁目→西27丁目。入力ミスでした。お詫びして訂正いたします。

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