苫小牧市清水町1丁目40-4の北海道パワーエンジニアリング(本社・札幌市中央区)社宅跡地で、「苫小牧清水町1丁目商業施設」の建設が進んでいる。既に「ツルハドラッグ」と「マックスバリュ」の建物は外観が姿を見せており、残る「ペットワールドPROX」も基礎工事を終えた段階。オープンは、2024年7月が予定されている。(写真は、既に店舗外観が整い始めた「苫小牧清水町1丁目商業施設」)
「苫小牧清水町1丁目商業施設」は、苫小牧市立病院近くの環状線沿い。北海道電力(本社・札幌市中央区)のグループ会社で火力発電所や原子力発電所のメンテナンス、発電施設の関連工事などを行っている、北海道パワーエンジリアリングの社宅跡地約5300坪を利用して建設が進んでいる。
昨年11月中旬の時点では、「ツルハドラッグ」店舗の骨組みができあがっていたが、それから2ヵ月後の2024年1月中旬には「ツルハドラッグ」店舗はほぼ完成、「マックスバリュ」店舗も外観ができあがっている。これら2店舗の設計、監理はアラシキ建築設計(札幌市中央区)、施工はエスデー建設(本社・旭川市)。
残る1店舗のペット専門店「ペットワールド「PROX」は、基礎工事が終わった段階で、これから上物(うわもの)の建設が始まる。設計、監理は安田設計室(札幌市中央区)、施工は宮坂建設工業(本社・帯広市)。千歳市では、次世代半導体製造の「ラピダス」の工場建設が進んでおり、苫小牧地区では、建設に携わる人手不足が深刻な状況に陥っている。このため、一部では新規着工を遅らせる動きも出ているが、「苫小牧清水町1丁目商業施設」では、当初予定通りのスケジュールで建設が進んでいるもよう。オープンまで残り半年、予定通りの開業となりそうだ。