帯広本拠の食品スーパー、ダイイチ(本社・帯広市)が札幌市内に4店舗目を年内にも出店する。札幌市清田区にある三八五流通(青森県八戸市)の現地子会社、北海道三八五流通の本社倉庫を取り壊し食品スーパーとドラッグストアの商業集積を作る。事業主体は、ダイイチで自社物件になる。(写真は、ダイイチとツルハの出店場所。現在は北海道三八五流通の本社倉庫が建っている=2013年4月12日撮影)
出店場所は、同市清田区清田2条3丁目の羊ヶ通沿い。年内にオープンが予定されているスーパービバホーム清田店の建設地から札幌寄り約1kの地点。
現在は、北海道三八五流通の本社倉庫が建っており敷地面積は約1万3000㎡。この土地には、三八五流通を債務者に青森銀行が5億4000万円、みちのく銀行が7000万円の根抵当権を設定している。
ダイイチが土地を取得するのか賃借するかは不明だが、建屋などの建設はダイイチが主体になり自社物件とする。
店舗面積は、ダイイチが2546㎡、ドラッグストアのツルハが970㎡でそれぞれ独立した建屋とする。設計監理はマキタ設計(同市白石区)、大規模小売店舗立地法届出などはコムリサーチ(同市手稲区)。店舗の新設日は11月1日。
商圏は半径1kと見ているが、その圏内には食品スーパーの北雄ラッキー清田店(清田2条2丁目)と西友清田店(平岡1条1丁目)があり、予定地の真向かいには富士薬品(本社・埼玉県さいたま市)が展開するドラッグストア、セイムス清田店があるため競合店との競争は避けられない。