パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(略称PPIH、本社・東京都目黒区)の子会社ドン・キホーテ(同・同)は、2023年12月上旬に、複合商業施設「moyuk SAPPORO」に「キラキラドンキ狸小路店」(仮称)をオープンさせる。(写真は、「キラキラドンキ近鉄パッセ店」のパース=PPIHリリースより抜粋)

「moyuk SAPPORO」は、今年7月に竣工した分譲マンション一体型の複合商業施設。「moyuk SAPPORO」が建設される前は、「サンデパート」などが建っており、同デパートに入っていた「ドン・キホーテ札幌店」は、全国でも指折りの売り上げを誇る収益店舗だった。市街地再開発事業で「moyuk SAPPORO」を建設するため同デパートは2018年4月に閉館、「ドン・キホーテ札幌店」も閉店したが、ドン・キホーテはそれを見越して、2018年1月、近隣に「ドン・キホーテ札幌狸小路北館」をオープンさせていた。その1年後の2019年2月には、同店向かいに「MEGAドン・キホーテ札幌狸小路本店」をオープン、狸小路商店街2店舗体制とした。しかし、コロナ禍もあって2020年4月に「札幌狸小路北館」は閉店、現在は狸小路商店街1店舗体制になっている。

 関係者の間では、「moyuk SAPPOROにドンキは戻ってこない」という見方が強かったが、このほど「キラキラドンキ」の新業態で出店することになった。「キラキラドンキ」は、10代~20代の従業員の意見を取り入れ、Z世代をターゲットとする専門店型のドン・キホーテ。2022年5月に「ダイバーシティ東京プラザ店」(東京都江東区)、2023年6月には「近鉄パッセ店」(名古屋市中村区)をオープンさせている。狸小路商店街近辺の「ドン・キホーテ」は、「MEGAドン・キホーテ札幌狸小路本店」、「すすきの店」に次いで3店舗目になる。



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