札幌中心部の新ビル2棟に「ローソン」が入ることになった。今や新ビルには、コンビニエンスストアが不可欠だが、新規2棟ともに「ローソン」が入ることで、中心部での「ローソン」の勢いが目立つようになる。(写真は、竣工した「D-LIFEPLACE札幌」)
(写真は、建設中の「ココノススキノ」)

 今年5月31日に「札幌第一生命ビル」(札幌市中央区北3条西4丁目1)の建て替えにより竣工した「D-LIFEPLACE札幌」は、地下1階、地上13階のオフィスビル。地下1階から地上1階には、チ・カ・ホ直結のオープンスペースが設けられ、劇場型空間を生かしたイベントなどが開催できるようになっている。その地下1階に入るのが、「ローソンD-LIFEPLACE札幌店」。オープン時期は明らかになっていないが、他の店舗と同じ10月上旬頃とみられる。

 今秋オープンする地下鉄「すすきの駅」直結の新ビルが「ココノススキノ」(同市同区南4条西4丁目1-1)。地下2階、地上18階建ての複合ビルには、食品スーパー「ダイイチ」や「アインズ&トルペ」などの物販店舗、美容系・リフレッシュ系のサービス店舗、飲食店のほか、アミューズメント施設、シネマコンプレックス、東急系のライフスタイルホテル「SAPPORO STREAM HOTEL」が入ることになっている。

 生まれ変わるススキノを象徴する「ココノススキノ」1階に入るのが、「ローソンココノススキノ店」(仮称)。新ビルのオープン時期は11月頃とされており、同時オープンとなりそう。コンビニにとって、新ビルへの出店はブランド力向上の好機だが、高コストの賃料とも兼ね合いも必要になる。「ローソン」の新ビル2店舗出店は、強気の現れとみることができる。



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