アークス(本社・札幌市中央区)グループのラルズ(同・同)は、「ラルズマート北35条店」(同市東区北35条東4丁目1-1)をリニューアルする。冷ケースの更新など老朽化対策が中心で、リニューアルオープン日は2023年9月1日(金)。(写真は、リニューアルを行う「ラルズマート北35条店」)
「ラルズマート北35条店」は、1998年5月にオープンした、売り場面積999㎡の小型店。土地建物は、有限会社竹山土地計画(札幌市中央区)の所有で、ラルズが賃借している。オープン以来、冷ケースやガス器具などを更新していないため、このほど全面的に入れ替える更新投資を行うことにした。2023年8月20日(日)18時で一時閉店、8月21日(月)から同月31日(木)まで11日間休業、9月1日にリニューアルオープンする。
冷ケースの一部は、「スーパーアークス白石店」(同市白石区)のリニューアル時に取っておいたものを使うが、大半は新規のものと入れ替える。小型店のため、大型店の改装で導入しているMD(販売政策)は取り入れず、現行のカテゴリーや品揃えを踏襲、コーナーのブラッシュアップを行うことにとどめる。また、通路が狭いため、第1コンコース(青果、和日配など)と第3コンコース(精肉、洋日配など)を広くする。このため、店内にあるクリーニング店を外に移動させる。リニューアルの投資額は、約1億円。
「ラルズマート北35条店」は、当時「アーバンゴリラ」と呼ばれた都市型業態の店舗。同店の周辺は住宅街で人口が密集しているため、小型店ながらも着実な収益を計上している。年間売上高は約11億円。「アーバンゴリラ」業態には、「ラルズマート真駒内店」(同市南区)などがある。