ヤマダデンキ(本社・群馬県高崎市)が展開している電器店ストアブランド「マツヤデンキ」の「元町店」(札幌市東区)が、2023年7月2日(日)に閉店する。今年に入って「芦別店」(芦別市)も閉店しており、これによって道内店舗数は10店舗になる。(写真は、「マツヤデンキ元町店」の統合先となるマツヤデンキ「札苗店」)
「マツヤデンキ」のルーツは、1927年に大阪で創業した電球・電気器具卸・小売業。1956年に松屋電気商事を設立、1970年には「マツヤデンキ」に社名変更。北海道では、1991年に地場電器店でそうご電気とライバル関係にあった光洋無線電機を買収、1992年に北海道マツヤデンキとして展開を始めた。
家電量販店の業界再編の荒波に揉まれて、2003年には民事再生、2007年にヤマダデンキグループ入り、2021年7月にはヤマダデンキがマツヤデンキを吸収合併して、法人としてのマツヤデンキは消滅、以降はヤマダデンキのストアブランドとして営業を続けている。
今年に入って4月2日に「芦別店」を閉店して「富良野店」(富良野市)に移転統合、さらに7月2日に「元町店」を閉店、「札苗店」(札幌市東区東苗穂9条1丁目2-15)と店舗統合する。これによって、「マツヤデンキ」の道内店舗は、札幌市と旭川市が各2店舗、稚内市、苫前郡羽幌町、富良野市、紋別郡遠軽町、千歳市、江別市各1店舗の計10店舗になる。なお、同じくヤマダデンキのストアブランドである「ベスト電器」は、道内で「川沿店」(札幌市南区、コープさっぽろSocia内)と「網走店」(網走市)の2店舗になっている。