「ケーズデンキ」帯広出店計画、「柏林台ひまわり」跡地に十勝地域2店舗目

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 帯広市西18条南1丁目4-1の「柏林台ひまわり」跡地にデンコードー(本社・宮城県名取市)が、家電量販店「ケーズデンキ」の出店を計画している。帯広市内には、ヤマダデンキ(同・群馬県高崎市)やエディオン(同・大阪市北区)グループのサンキュー(同・福井市)が、それぞれ2店舗を展開。「ケーズデンキ」が出店すれば、さらに競争が激化しそうだ。(写真は、「ケーズデンキ」の出店計画地である「柏林台ひまわり」跡地)

 デンコードーが店舗を計画しているのは、JR柏林台近くの弥生新道沿い。この地には合田観光商事(本社・札幌市中央区)が、2003年11月にパチンコ店「柏林台ひまわり」をオープンさせたが、20年目の2023年4月16日に営業を終了した。土地は個人所有で2003年4月に道朝日電設(同・帯広市)が賃借、合田観光商事に転貸していた。賃借と転貸期間はいずれも20年間だった。

 閉店後に解体が始まり、現在はほぼ更地の状態になっている。デンコードーは、この土地を利用して「ケーズデンキ」の建設を計画。ただ、この土地を含む西18条から西21条南1丁目の一部約40・2haは「西陵北地区地区計画」の設定地域のため、建築物の制限がある。大規模集客施設の立地を制限して、地区にふさわしい土地利用を図るのが目的。

 パチンコ店は床面積が1万㎡以下であれば地区計画に抵触しないが、店舗は床面積3000㎡以下でなければ建設できない。デンコードーは、2019年11月に十勝に初出店した「ケーズデンキ帯広音更店」(河東郡音更町木野大通東11丁目1-1)に準ずる店舗規模を想定しており、3000㎡以上となるのは必至。要件緩和には、市の同意が必要となる。

 帯広市内には、ヤマダデンキが「テックランド帯広店」、「家電住まいる館YAMADA帯広西五条店」、サンキューが「100満ボルト帯広本店」、「同帯広西店」をそれぞれ展開しており、「ケーズデンキ」の参入となればシェア争いが激化しそうだ。

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