低価格スーパーの「業務スーパー」が、今度は滝川市に出店する。全国的に店舗網を増やしているが、北海道でも急ピッチで出店が続いている。物価上昇が続く中、低価格が売りの「業務スーパー」の存在感が高まっている。店舗は「スーパーアークスイーストタウン店」の隣で、コバンザメ出店となる。(写真は、ケヒコが2022年10月6日にオープンさせた「業務スーパー苫小牧東店」)
「業務スーパー滝川店」(滝川市東町1丁目)は、今春オープンを予定している。出店場所は、エイト・レジャー物産(本社・札幌市北区)が運営していたゲームセンター「BIGBANG滝川店」跡。同店は2022年9月25日に閉店しており、元々はパチンコ店だった建物。
「業務スーパー」は、神戸物産(同・兵庫県加古川市)が全国でフランチャイズ(FC)展開しているスーパー。神戸物産の国内外の協力会社で製造したオリジナルの加工食品を中心に、青果や精肉、一部店舗では惣菜商品も揃えている。
「業務スーパー滝川店」の運営をするのは、京濱港運(同・横浜市神奈川区)のグループ会社、ケヒコ(同・同市中区)。ケヒコは現在、北海道で「すすきの狸小路店」(札幌市中央区、2013年8月22日オープン)、「苫小牧店」(苫小牧市、2015年6月18日オープン)、「旭神店」(旭川市、2018年2月15日オープン)、「岩見沢店」(岩見沢市、2019年11月1日オープン)、「苫小牧西店」(苫小牧市、2022年10月6日オープン)を展開しており、「滝川店」は6店舗目になる。
滝川地域では、旧サンワドー(現DCM)が2013年から2020年にかけて、「サンワドー砂川店」(現DCM砂川北店、砂川市空知太4条7丁目327-1)内で「業務スーパー」を展開していた経緯がある。このため既存顧客が見込め、居抜き物件で投資負担も軽減できるため早期に採算ラインを突破する見込み。なお、新店舗は道北アークス(本社・旭川市)が展開する「スーパーアークスイーストタウン店」と隣接しており、大型店の顧客を呼び込むコバンザメ出店となる。