作業服・作業用品チェーンのワークマン(東京本部・東京都台東区)が、「ワークマンプラス岩見沢店」(岩見沢市10条西3丁目)を2023年9月頃にオープンさせる。ワークマンは、これまで空知管内には店舗を出店していなかったが、空知の中核都市岩見沢に「ワークマンプラス」で初進出する。(写真は、「ワークマンプラス音更木野店」)

「ワークマンプラス岩見沢店」は、国道12号線沿いに立地する予定で、同業の「ジーベック岩見沢店」の隣接地に当たる場所。ワークマンが現在、店舗の経営者を募集しているが、それによると類似した立地環境の店舗は「ワークマンプラス北広島店」(北広島市)と「ワークマンプラス江別大麻店」(江別市)で、これら店舗との距離は30㎞離れているため、自店競合はしないとしている。また、開店当初より繁盛店になることを見越して、売り場面積は、標準店よりも3割広めにとるという。

 ワークマンプラスは、作業着・作業用品、履物などの専門店ワークマンを一般向けにした店舗。ワークマンが取り扱う品目とほぼ変わらない品揃えだが、日常生活や普段着向けにマーケティングを変えている。ワークマンのプロ向けユースのイメージを転換したカジュアル色の強い専門店。

 ワークマンが12月1日に発表した2023年3月期の11月の売上高前年比は、全店が前年同月比96・4%、既存店が同91・2%となり今期で始めて全店、既存店ともに前年を割った。全国的に気温が高く、降雨日も少なかったため、冬物のアウター・インナー、小物類、雨関連商品が前年を下回ったためとしている。11月末の全国店舗数は972店舗、北海道は24店舗(ワークマン6店舗、ワークマンプラス18店舗)。なお、同社は売り上げの65%を占めるPB(プライベートブランド)商品の価格を、2023年8月末まで据え置くことを決めている。


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