イオン北海道(本社・札幌市白石区)は9月17日、マックスバリュ厚別東店(同市厚別区厚別東1条1丁目3-1)をリニューアルオープンさせた。同社が展開するマックスバリュ業態の最新モデルを売り場に反映、店内は、明るくきれいで、おいしそうな空間が広がっている。(写真は、石狩PCとインストアで作った商品が並ぶ惣菜売り場)
(写真は、惣菜売り場と一体化したボストンベイクコーナー)

 マックスバリュ厚別東店は、いわゆる尖った店舗ではない。郊外立地のスタンダードな食品スーパーで、足元商圏の買い物客をしっかりと惹きつけ、持続可能な店舗運営を行っている。2000年8月に旧札幌フードセンターの時代にオープンして、今年が満22年。食品スーパーとしては古くも新しくもない、まさに標準的な店舗。これまで数度のリニューアルを実施、前回2013年11月のリニューアルでは、惣菜売り場を大幅に拡充するなど、当時の需要に応じた改装を行った。

(写真は、通路の両サイドに設置したリーチイン冷凍ケース)
(写真は、水産売り場の「魚屋のお寿司」)

 それから約9年、今回のリニューアルによって売り場の印象は一変した。惣菜売り場には、イオン石狩PC(石狩市)で作ったやきとりや中華系惣菜、和惣菜などと店舗内でインストアで作った揚げ物、弁当、寿司などがハイブリッドに並ぶ。以前からのテナントである焼きたてパンの「ボストンベイク」は、惣菜売り場に連続して配置、動線上に一体化した。冷凍食品売り場は、リーチイン冷凍ケースが通路の両サイドに並び、面積で1・5倍に拡大、アイテム数は1・8倍程度に増えた。水産売り場には、同売り場で扱っている水産物を利用した「魚屋のお寿司」を展開、おいしさを訴求している。

 17日午前9時のオープン時には、多くの買い物客が並び、一時入場制限を行うほどだった。ただ、支払いセルフレジを増設するとともに、フルセルフレジ6台を新たに取り入れたことなどによって会計時間が短縮され、レジ待ち客が店内に行列をつくるようなことはなかった。石狩PCで作る惣菜とインストアで作る惣菜のハイブリッド展開や冷凍食品の拡大、おいしさを訴求するディスプレー展開など、マックスバリュの最新モデルが凝縮された旬の店舗になっている。
(写真は、精肉売り場)
(写真は、マックスバリュ厚別東店)
※写真は、いずれも許可を受けて撮影しています。



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