良品計画・堂前宣夫社長(53)がコープさっぽろ理事に就任

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 コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、6月3日に開催した第57回通常総代会及び第1回理事会での互選により学識理事として良品計画(本社・東京都豊島区)の堂前宣夫社長を選任した。また、プロパーの小松均執行役員店舗本部長が常任理事(常務理事)に選任された。(写真は、良品計画の堂前宣夫社長)

 第57回通常総代会は、6月3日午前10時30分から12時30分まで札幌市中央区の札幌市教育文化会館大ホールで開催された。総代総数は1180人、そのうち1154人の総代が出席した(本人出席は議長2人を除く287人、書面による出席865人)。2021年度事業報告や決算報告、損失処理案、役員選出の議案などが議決承認された。
 
 学識理事に選任された堂前氏は、1969年1月生まれ、53歳。1991年3月東京大学工学部電気工学科卒、1993年3月東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻修士、1993年4月マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパン入社、1998年9月ファーストリテイリング入社、同年11月取締役、2008年11月同社上席執行役員、同年12月FAST RETAILING FRANCE S.A.S.President、2010年9月FAST RETAILING USA,Inc.CEO、2016年6月ディー・エヌ・エー社外取締役、同年6月マネックスグループ社外取締役(現任)、2019年2月良品計画上席執行役員営業本部長兼情報システム部、流通推進部、商品計画部管掌、同年5月専務取締役兼執行役員営業本部長兼情報システム部、流通推進部、商品計画部管掌、2020年9月専務取締役兼執行役員営業本部長、2021年9月代表取締役社長兼執行役員(現任)。

 コープさっぽろと良品計画は、これまでも商品開発やマーケティングノウハウなどについて人材交流を実施してきた経緯がある。2021年11月にオープンした「コープさっぽろやまはな店」(札幌市中央区)2階には「無印良品」が出店、協業を強めており2022年3月からは、「宅配システムトドック」を利用した「無印良品」の販売も始めた。今後の協業拡大や堂前氏の知見をコープさっぽろの事業展開に生かすことを目的に理事に招聘、選任された。

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