10年目の北海道森林保全共同キャンペーン、サッポログループ・コープさっぽろなど9者が参加

流通

 サッポログループ(サッポロビール、ポッカサッポロ北海道)とコープさっぽろなど9者は、コープさっぽろの店頭や宅配で対象商品を買うことで、北海道の森林保全に貢献できる共同キャンペーン「北海道の森に海に乾杯!」をきょう5月31日から始める。2013年から始まったこの取り組みは、今回で10年目。今回のキャンペーンでカーボン・オフセット量180t、排出権購入額270万円を想定している。(写真は、共同キャンペーン「北海道の森に海に乾杯!」のセレモニー)

 このキャンペーンは、北海道と包括連携協定を結んでいるサッポログループとコープさっぽろが、CO2削減を目的に始めた取り組み。コープさっぽろの組合員が、店頭や宅配でサッポログループの対象商品を購入することで北海道の森林資源を保全する活動に貢献できる参加型の取り組み。回を追うごとに参加企業が増え、10年目となる今回は、マルハニチロ、カルビー、ホクレン農業協同組合連合会、よつ葉乳業、北海道コカ・コーラボトリング、日糧製パンの9者によるキャンペーンになった(道コカ・コーラと日糧製パンは今回から参加)。

「サッポロ麦とホップ」や「GOLD STAR」、「SAポリフェノールの赤ワイン」、「Ribbonナポリン」、「マルハニチロ鮭筍味付3缶」など8社の対象商品を買うと、1円から10円が排出権購入に充当される。店頭では、この取り組みを説明したボードを掲げて販促活動をするほか、今回から宅配トドックのカタログでもキャンペーンの紹介をする。

 5月30日には、サッポロファクトリーアトリウム(中央区北2条東4丁目)で、道を含めた10者の代表者が出席してセレモニーが行われた。コープさっぽろの大見英明理事長は、「行政、小売、メーカーの協働による組合員参加型の取り組みによって、北海道の環境保全活動を未来に継承していきたい」と述べた。土屋俊亮副知事は、「8社の商品を買うことによって、北海道の豊かな森づくり、海づくりにも繋がるのは意義のあること。こうした取り組みを続けていくことがゼロカーボン北海道の実現に繋がる」と話した。キャンペーンは5月31日から始まり、対象商品がなくなり次第終了する。また、9月にはサッポロビールのワイン4種を対象に実施する。今回のカーボン・オフセット量と排出権購入額を含めると、累計でカーポン・オフセット量は1397t、排出権購入額は2117万円になる。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER