コープさっぽろは、16日に函館市内に環境配慮型の木造エコ店舗、「いしかわ店」(函館市石川町162番地1)をオープンさせた。函館市内9店舗目で石川町のニュータウン造成地に北海道環境サービス(帯広市、宮坂寿文代表取締役)が建物を建設、コープさっぽろが賃借する。店舗は、設計や店舗で使うエネルギーも環境に配慮したエコ店舗。(写真は、コープさっぽろ『いしかわ店』とテープカット)
新店舗は、面積が2089㎡。壁面にはソーラーパネルが設置され、店内の木製什器にはカラマツ間伐材などが使われているほか、廃棄後に再利用できるアルミ製のショッピングカートを使用している。営業時間は午前10時から午後9時45分。駐車台数は163台。
店内には、ご近所野菜のコーナーも設けている。
コープさっぽろが進めている環境配慮型店舗の一環で、壁面には太陽光パネルを設置して電力を発生、店内照明にはLEDを使用したほか、冷凍・冷蔵ショーケースには二酸化炭素を冷媒に使ったシステムなども採用した。売場の冷凍・冷蔵ショーケースから排熱されるエネルギーを再利用、トータルで従来店舗よりも二酸化炭素排出量を約半分に抑えることができるという。
エコ店舗は、一昨年10月の札幌市・西宮の沢店(手稲区)以降、さつない店(幕別町札内)、釧路市・新橋大通店、びほろ店(美幌町)、札幌市・とんでん店(北区)に次ぐ6店舗目だが、木造店舗としては西宮の沢店に次ぐ2店舗目。
コープさっぽろは、業務提携している魚長と合わせて函館市内で年間約400億円の売り上げがあり、函館の食品スーパー市場で4割近くを抑えている。