小商圏型ホームコンビニ「ホーマックニコット」を展開するDCMニコット(本社・札幌市厚別区)は、店舗内に100円ショップ「Can★Do」の導入を積極的に進めている。ワンストップショッピングの需要に対応するためで、5月末までには道内68店舗中12店舗に「Can★Do」コーナーを設置する。(写真は、5月9日に「Can★Doセレクト」が入った「ホーマックニコット月形店」)
「ホーマックニコット」は、1949年に函館で創業したツルヤ金物店がルーツ。2003年にホーマック(札幌市厚別区)と資本業務提携、2013年にホーマックニコットに社名変更して東北に進出。2021年にDCMニコットに社名変更した。日用品やDIY用品、食料品など衣食住複合型の品揃えを行い、買い物困難地域の出店を進めている。地域のワンストップショッピングの需要に応え、利便性をより高めるために導入しているのが、キャンドゥ(本社・東京都新宿区)が展開している100円ショップ「Can★Do」。日用消耗品を中心としたアイテム数を絞った「Can★Doセレクト」の業態で、店舗面積の4分の1から5分の1程度のスペースを利用している。
DCMニコットは、2018年に「ホーマックニコット」の店内に「Can★Doセレクト」の導入を開始。今年に入ってから、4月4日に「秩父別店」(雨竜郡秩父別町)、5月9日に「月形店」(樺戸郡月形町)に出店。さらに5月23日(月)に「古平店」(古平郡古平町)、5月30日(月)に「標津店」(標津郡標津町)に出店する。これによって道内の「ホーマックニコット」68店舗の中で、「Can★Doセレクト」が展開するのは12店舗になる。なお、DCMニコットの親会社であるDCM(本社・東京都品川区)が展開する「DCMホーマック」の道内店舗86店舗の中で、「Can★Do」を展開しているのは13店舗。同じくDCMが展開している「DCMサンワ」の道内店舗4店舗中、「Can★Do」が入っているのは1店舗。DCMグループが展開する道内158店舗中で「Can★Do」コーナーがあるのは、トータルで26店舗になる。道内の「Can★Do」は現在111店舗。DCMグループへの出店比率は23%になる。