ジョイフルエーケー(本社・札幌市東区)は、大型ホームセンター「ジョイフルエーケー屯田店」(同市北区屯田8条5丁目5-1)内にフードコートを新設する。ホームセンターでは、100円ショップを導入するなど、ワンストップショッピングのニーズに対応した取り組みが進んでおり、ジョイフルエーケーはフードコートの新設で滞在型ショッピングの環境を整える。(写真は、「ジョイフルエーケー屯田店」)
ジョイフルエーケーは、住宅資材商社のキムラ(本社・札幌市東区)が70%、ホームセンターのアークランドサカモト(同・新潟県三条市)15%、ジョイフル本田(同・茨城県土浦市)15%の出資で設立され、2002年6月に「ジョイフルエーケー屯田店」をオープンさせた。以降、2003年10月に「大曲店」(北広島市)、2010年7月に「帯広店」(帯広市)、2017年3月に「大麻店」(江別市)をオープンさせてきた。「屯田店」は、2018年3月に「ガーデンセンター」、「エクステリアセンター」、「リフォームセンター」を北側敷地に増設、同年10月には空きフロアに食品スーパー「北海市場」を導入。また、2021年11月には100円ショップ「Seria」を屋外駐車場の一部を利用して建設、オープンさせている。
今度は「生活館」や「資材館」が入る建物の2階屋内駐車場の一部を利用してフードコートを新設する。3月初旬から既に工事に入っており、7月上旬に工事を終えて夏場にオープンさせる。2階の「インテリアセンター」フロアには、イタリアンカフェ「チェント ペル チェント」が2014年5月から営業している。この店舗は、共同出資会社であるアークランドサカモトのグループ会社アークランドサービスホールディングス(本社・東京都千代田区)傘下のバックパッカーズ(同・同)が運営しており、「大麻店」にも出店している。
アークランドサカモトが展開している「ホームセンタームサシ」には、「チェント ペル チェント」のほかフードコートを展開している店舗もあり、ジョイフルエーケーはこのモデルを「屯田店」に導入する。「屯田店」のショッピングセンター化が一段と進みそうだ。