コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は3月18日、日高郡新ひだか静内にある「静内店」を移転スクラップ&ビルド、新「しずない店」をオープンさせた。店舗老朽化によるもので、移転建て替えを機に店舗名を漢字表記から平仮名表記に変えた。静内では、ほぼ20年ぶりの食品スーパーの新店になる。(写真は、3月18日にオープンした「コープさっぽろ しずない店」)
(写真は、デリカコーナー)
新「しずない店」(静内こうせい町2丁目7-15)は、旧「静内店」(静内ときわ町2丁目7ー5)の道路を挟んだ向かい側に建設した。表通りに面した場所を駐車場とし、仲通りを挟んで新店舗が配置されている。旧「静内店」は、旧道央市民生協が建設、44年間営業を続けてきた店舗で、建て替えを機にコープさっぽろの最新フォーマットを採用した。建物は平屋一部2階建て、売り場面積は約945坪(3119㎡)、延べ床面積約1445坪(4771㎡)。
(写真は、スイーツブランド「トヨヒコ」のコーナー)
(写真は、農産コーナー)
惣菜コーナーには、農産、水産、畜産の新鮮食材を利用した店内調理の「大惣菜化プロジェクト」商品を並べているほか、コープさっぽろのスイーツブランド「トヨヒコ」を入り口近くに配置、成城石井のクロワッサンも揃えた。地元商品の扱いも増やし、あま屋の「日高昆布そば」、「そばつゆ」、北海道日高乳業の乳製品、えりも町の「昆布しょうゆ」などを提供。店内の焼きたてパンも新たに導入した。
(写真は、地元商品「北海道日高乳業」の乳製品)
(写真は、ドラッグコーナー)
ドラッグコーナーは、旧店舗の2倍以上の広さにして日用品を豊富に揃えた。コープさっぽろが業務提携しているサツドラホールディングス(本社・札幌市東区)によるレイアウト、MD(販売政策)を採用しており、コープさっぽろのドラッグコーナーでは初の協業売り場となっている。レジ回りは、セミセルフレジ8台を導入した。2階は、100円ショップ「ダイソー」とコープさっぽろ店舗としては5店舗目になる地域交流の場「トドックステーション」、さらに地域のコミュニティルーム2部屋がある。「ダイソー」には、セルフレジが導入された。
「しずない店」の斎藤直樹店長は、「惣菜は、単身や高齢者向けの小容量パックから大家族、業務用にも利用できる大容量パックまで揃え、幅広いニーズに対応できるようにした。また、これまでやや弱かった子育て世帯の来店に繋がる取り組みも積極的に進めたい」と話す。静内のスーパーチェーン店は、1997年11月に静内の中心部から現在地に移転建て替えした「イオン静内店」と2003年7月にオープンした「マックスバリュ静内店」がある。今度のコープさっぽろの店舗は、ほぼ20年ぶりの新店になる。
(写真は、2階の「ダイソー」売り場)