コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、新ひだか町静内にある現「静内店」をきょう3月13日で閉店させ、同月18日(金)に新店舗「しずない店」をオープンさせる。店舗老朽化により近隣に建て替えていたもので、ドラッグコーナーは初めて提携先のサツドラ(本社・札幌市東区)主導によるレイアウトや商品構成にする。(写真は、最新型店舗「コープさっぽろ やまはな店」の店舗ロゴ看板)
現「静内店」(静内ときわ町2丁目7ー5)は、コープさっぽろが2006年に経営統合した旧道央市民生協(本部・苫小牧市)が展開していた店舗を承継して運営してきた。老朽化が進んでいたため移転先を探していたが、2020年2月に近隣の静内こうせい町2丁目16の旧町有地(町立特別養護老人ホーム「静寿園」跡)を公募型プローザル提案で取得(取得費は約2億2000万円)、昨年から新店舗建設に入っていた。
新店舗は「しずない店」と改称し、建物は平屋一部2階建て、売り場面積は約945坪(3119㎡)。コープさっぽろが自前で建物を建設した。1階は食品スーパーとドラッグ売り場、2階は100円均一の「ダイソー」と地域コミュニティーホールが入る。食品スーパーの売り場は、コープさっぽろが進めている600坪標準のフォーマットを採用、デリカと農産コーナーが通路を挟んで向かい合わせになるようにした。また、独自のスイーツブランド「トヨヒコ」のコーナーも導入する。
ドラッグ売り場は、業務提携しているサツドラ主導でレイアウト、商品構成、什器のカラーリングなどを決め、初の協業売り場となる。食品スーパーの売り場面積は、旧店舗の1・5倍に増床されるため、初年度売上高は16億円を目標にしている。なお、旧店舗は解体予定で跡地利用は現在検討中としている。