良品計画(本社・東京都豊島区)は、11月25日に「無印良品コープさっぽろ やまはな」(札幌市中央区南22条西10丁目1-1)をオープンさせた。同月11日に開店した「コープさっぽろ やまはな店」2階に出店したもので、SM(食品スーパー)との初コラボとなる。(写真は、11月25日にオープンした「無印良品コープさっぽろ やまはな」)
「無印良品コープさっぽろ やまはな」の店舗面積は、約381坪(約1258㎡)。フロアは、コンクリート打ちっぱなしで壁には木材を多用、スケルトンの天井など、居抜き出店では味わえない「無印良品」のコンセプトがつくり込まれている。取り扱う商品は、衣料、雑貨、寝具、菓子、冷凍食品、キッチン用品、文房具など。
コープさっぽろは、良品計画と職員・従業員研修などで相互交流しており、良好な関係にあったため、SMコラボの初ケースとして今回の店舗誕生に繋がった。「無印良品」は、旧西友のPB(プライベートブランド)をルーツに生まれたことから、北海道でも西友店舗内のインショップ展開が多かった。しかし、西友のM&Aなどによって徐々にインショップが少なくなり、道内では2018年8月の「西友厚別店」内からの撤退で、西友とのコラボはゼロになった。
直近では、札幌市内の「札幌ステラプレイス」、「札幌パルコ」、「さっぽろ地下街オーロラタウン」(以上、中央区)、「新さっぽろサンピアザ」(厚別区)、「イオン札幌元町」(東区)、「イオンモール札幌平岡」(清田区)、「イオンモール札幌発寒」(西区)、旭川市内の「イオンモール旭川西」、「イオンモール旭川駅前」、函館市内の「シエスタハコダテ」、小樽市内の「ウイングベイ小樽」、千歳市内の「新千歳空港」の12店舗。大型商業施設内での展開が多いが、今度の「コープさっぽろ やまはな」は、SM路面店との初コラボで新たな出店スキームの嚆矢(こうし)になる。