キリンビール(本社・東京都中野区)は、国内最大級のホップ産地、岩手県遠野市で今年収穫した生ホップを急速凍結して使用する「一番搾り とれたて生ホップビール」を11月2日(火)から期間限定で全国発売する。(写真は、ホップ投入の様子=キリンビール北海道工場提供)

 ビールづくりでは、ホップは収穫後に品質を安定させるために60℃の熱風で乾燥させて使用するのが一般的。「一番搾り とれたて生ホップビール」は、収穫したばかりのみずみずしいホップを、キリンビールの特許技術を用いて水分を含んだ生の状態でマイナス50℃で急速凍結して使用している。生のまま凍結したホップは、青草や果実のような新鮮な香り成分が含まれていて、フローラルな香りが際立っている。ホップ投入は、一般的には機械投入されるが、凍結ホップは手作業で麦汁に投入している。

「一番搾り とれたて生ホップビール」は、2004年の発売以降、今年で18年目を迎え、累計販売実績は3億3000万本を突破(2020年末時点、350ml換算)するなど、この季節の旬のビールとして支持されている。とれたてのホップのおいしさが感じられる調和のとれた味わいで、パッケージは「一番搾り」の品質感をベースに、今しか飲めないという限定感を伝えるデザインにしている。

 容量は350ml缶、500ml缶、中びん、大びんで東北地区では7l大樽、15l大樽も用意する。価格はオープンだが、350ml缶220円程度、500ml缶286円程度。アルコール分5%、販売予定数は、大びん換算約40万ケース(5100㎘)。製造工場は、「北海道千歳工場」(千歳市)、仙台工場(仙台市宮城野区)、「横浜工場」(横浜市鶴見区)、「神戸工場」(神戸市北区)、「福岡工場」(福岡県朝倉市)。
(写真は、「一番搾り とれたてホップ生ビール」350ml缶)



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