ラルズ、オンラインショップ札幌圏110万世帯に拡大を検討

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 アークス(本社・札幌市中央区)は、中核企業ラルズ(同・同)で10月19日から始めた「アークスオンラインショップ」を札幌近郊110万世帯をカバーできるように検討している。現在の配達可能エリアは約22万世帯だが、配送の拠点店舗を増やして利用可能世帯を5倍に増やす。(画像は、アークスオンラインショップのトップ画面)

 アークスは、グループ企業のユニバース(本社・青森県八戸市)や道南ラルズ(同・函館市)でネットスーパーを展開している。今回、ラルズが開始した「アークスオンラインショップ(https://ralse.online)」は、生鮮品や惣菜、たまご、日配品、加工食品、酒、飲料など約6000アイテムを扱うが、グループ2社と違うのは、店頭にない商品の取り寄せも実施している点。輸入ワインショップ「エノテカ」のワインや有名店監修の冷凍ラーメンキット、北海道で人気の居酒屋メニューの冷凍食品、会員制大型倉庫型店「コストコ」の大容量商品などがそれで、その他、年会費、入会費無料、最短5時間で自宅に配達、注文商品を配送拠点の店舗駐車場で受け取ることができるのも特徴となっている。

 現在の配達エリアは、「ビッグハウス新川店」(札幌市北区新川6条14丁目1-1)を配送拠点にした同市北区、東区、西区、手稲区の一部と石狩市の一部で約22万世帯。近いうちに配送拠点となる店舗を増やして札幌近郊110万世帯のほか、後志地区や室蘭、苫小牧地区での展開、グループ企業での展開も検討していく。アークスによると、今回のオンラインショップの初年度売上高は1億5000万円を目標にしている。

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