ドラッグストアと100円ショップのコラボ出店が増えている。ドラッグストア大手のツルハ(本社・札幌市東区)は、「ツルハドラッグ」内に100円ショップ「Can★Do」コーナーを相次いで取り入れている。(写真は、「Can★Do」を導入した「ツルハドラッグ手稲曙3条店」)
100円ショップはこれまで、大型スーパーや食品スーパーの店舗内出店が多かったが、最近はホームセンターとのコラボが増えていた。さらにドラッグストア内への出店加速で、100円ショップは組む相手先を変えながら店舗数を増やし続けている。
ツルハは、「西町北店」(札幌市西区)、「新道元町店」(同市東区)、「帯広白樺店」(帯広市)の店内で「Can★Do」のコーナーを設けていたが、7月31日に「清田店」(札幌市清田区)、8月7日に「白鳥店」(函館市)に「Can★Do」コーナーを新設した。さらに、9月3日に「手稲曙3条店」(札幌市手稲区)、同月10日に「旭川大町3条店」(旭川市)に導入。「手稲曙3条店」の「Can★Do」コーナーは、棚4列を使って商品を陳列している。
さらに、10月1日(金)には「厚岸店」(厚岸郡厚岸町)、近く建て替えオープン予定の「北野6条店」(札幌市清田区)にも導入する。これによって、「ツルハドラッグ」内の「Can★Do」は9店舗になる。ツルハの持ち株会社ツルハホールディングス(本社・札幌市東区)傘下8社、2430店舗の2022年5月期に入ってからの既存店売上高は、6月が前年同月比2・5%減、7月が2・0%減、8月が1・7%減と減少している。「Can★Do」の導入により利便性を高め、“ついで買い”を取り入れて既存店強化を図っていく。