良品計画(本社・東京都豊島区)が展開する「無印良品」が11月下旬、新規オープンする「コープさっぽろ やまはな店」(札幌市中央区南22条西10丁目1)の2階に出店する。どんな店になるのかーーそのヒントは「コープさっぽろ ルーシー店」(同市白石区栄通18丁目5-35)にあった。(写真は、「コープさっぽろ ルーシー店」2階の「お休み処」)

「無印良品」は、良品計画が誕生した経緯から道内でも「西友」内の店舗が多かったが、数年前に道内の西友店舗から全撤退している。現在は道内12店舗で、函館は再開発複合商業施設「シエスタハコダテ」内、小樽は「ウイングベイ小樽」内、旭川は2つの「イオンモール」内、札幌は「ステラプレイス」、「パルコ」、「地下街オーロラタウン」「新さっぽろサンピアザ」のほか「イオン札幌元町」、「イオンモール札幌平岡」、「イオンモール札幌発寒」にそれぞれ入っている。いずれも大型商業施設内への出店で、「コープさっぽろ」のような食品スーパー店舗内に出店するのは、北海道では初めてのケースになる。

 この店舗は、良品計画が2022年8月期から24年8月期まで実行する中期経営計画に組み込まれている、地域密着型事業モデル構築の戦略的店舗。関西や関東、中国、北海道で食品スーパーに近接した600坪店舗を10店舗出店することにしており、北海道では「コープさっぽろやまはな店」が1店舗目となる。

 さて、どんな店舗になるのか。実は、「コープさっぽろ ルーシー店」の2階にある「お休み処(どころ)」にそのヒントがある。このスペース、良品計画が手掛けたもので、木材とレンガを多用したスペースはいかにも洗練されており、「無印良品」のエッセンスが散りばめられている。「無印良品コープさっぽろやまはな店」の内装は、こうしたスタイルが踏襲されそう。なお、店舗では衣服雑貨、生活雑貨、食品など7500アイテム以上を取り扱い、店舗売り上げは年間10億円が目標になっている。



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