札幌市内で生活に密着した小型食品スーパー「北海市場」を6店舗展開しているモリワキ(本社・札幌市西区)は、新規店舗の戦略出店を進める一環として老朽化した「宮の森店」(札幌市西区宮の森4条4丁目3ー16)を6月27日(日)午後6時で閉店する。「デパートとスーパーの間を志向した家チカ店舗」をコンセプトにした同社他店舗と同じフォーマットで、2年以内に新店舗を出店する。(写真は、6月27日で閉店する「北海市場宮の森店」)

「宮の森店」は、1988年7月にオープンした店舗で、今年が33年目。敷地はアイシン開発(本社・愛知県刈谷市)から賃借、建物は自前で店舗面積は約175坪。店舗老朽化と都市計画法上、新規店舗の建設が難しいことから閉店を決めた。

 モリワキは、2018年6月に「北海市場伏古店」(札幌市東区)、同年9月に「北海市場東店」(同)を閉店、新たに「屯田店」(札幌市北区)を出店している。同店は、大型ホームセンター「ジョイフルエーケー屯田店」内のインショップ店舗でホームセンターとの相乗効果により、「イトーヨーカドー屯田店」の真向かいにありながら売り上げは堅調。また、19年11月には旧NTTセミナーセンタ跡地を活用して整備された商業施設「アクロスプラザ南22条」内に「北海市場山鼻店」を出店した。

「屯田店」と「山鼻店」は、「デパートとスーパーの間を志向した家チカ店舗」をコンセプトにしており、「山鼻店」に導入した大三ミート産業(本社・福岡県田川市)のコンセッション売り場は、他店舗にも水平展開、来店客の増加に結び付いている。
 今回の「宮の森店」の閉店は、これらのコンセプトを採用する新店舗の開店準備のためで、2年以内に戦略店舗の出店を予定している。モリワキの今野一彦副社長は、「スーパーの既成概念を脱した経営戦略で改革を進めていけば、新たな成長フェーズを狙える。異業種からスーパー業界に入ってくる人材が増えて業界全体の改革に繋がることを期待したい」と話している。


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