全国でホームセンターを展開しているコメリ(本社・新潟県南区)が、日高郡新ひだか町に建設中の「コメリハード&グリーン新ひだか店」(静内駒場6ー1ほか)のオープン日は6月中旬になる予定だ。コメリにとっては日高管内で初の店舗となり、同町で展開しているDCM(本社・東京都品川区)の「DCMホーマック静内店」(静内木場町1丁目1ー86)との競争が始まる。(写真は、建設中の「コメリハード&グリーン新ひだか店」)
「コメリハード&グリーン」は、金物・工具や建設資材、農業資材のほか家庭日用品、ペット用品、園芸用品などを揃えたホームコンビニエンス店舗。コメリは、日高振興局から開発許可を得て約3569坪(1万1869・35㎡)の土地を造成し、今年1月から建設工事を始めている。店舗の設計はT&N北海道設計事務所(札幌市東区)、施工は小泉建設(本社・函館市)。出店場所は、国道235号線沿いで「ローソン静内駒場店」やラーメン店の「麺や虎鉄 静内店」、「雑貨屋econet」が展開しており、6月中旬の「コメリハード&グリーン」の開店で商業集積が一段と進む。
コメリは、道内で大型ホームセンターの「コメリパワー」7店舗、「コメリハード&グリーン」11店舗の計18店舗を展開。2018年3月には、苫小牧市柏原に「コメリ北海道物流センター」を開設、年商300億円規模まで対応できる全道―円の物流体制を構築した。
09年に吸収合併した旧ヤマキから引き継いだ中型のホームセンターを、旭川市と音更町に展開していたコメリだが、本格的に北海道に進出したのは14年12月5日オープンの「コメリパワー苫小牧東店」(苫小牧市新開町2丁目)から。以来、コンスタントに出店を続けており、札幌市や函館市、余市郡余市町などへの出店も具体化、来年中には道内20店舗を超える規模になる。