札幌市に本社を置く株式上場スーパーの2021年2月度の売上高前年比によると、昨年の閏年の反動とコロナ禍による巣ごもり需要拡大の一巡で各社ともに前年を割り込む結果となった。(写真は、2月20日にリニューアルオープンした「スーパーアークス士別店」)

 アークス(本社・札幌市中央区)は、全店売上高が前年同月比97・9%、既存店売上高は同97・6%と昨年1月以来の前年割れになった。客数は全店、既存店共に同90・6%、客単価は全店が同108・0%、既存店が同107・8%。

 北海道のグループ店舗計は、全店売上高が同96・7%、既存店売上高が同96・5%、客数は全店が同90・7%、既存店が同90・6%、客単価は全店が同106・6%、既存店が同106・4%。店舗数は220店舗。東北のグループ計は、全店売上高が同99・7%、既存店売上高が同99・2%、客数は全店が同90・5%、既存店は同90・6%、客単価は全店が同110・1%、既存店が同109・6%になった。店舗数は124店舗。

 イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、全店売上高が前年同月比175・5%、既存店売上高は同97・0%になった。部門別売上高は、衣料(レディース、服飾、キッズ、インナー、メンズ)が全店で同92・7%、既存店が同92・4%、食品(グロサリー、デイリー、農産、水産、畜産、デリカ、催事)は、全店が同211・0%、既存店が同97・6%、住居余暇(家電、文具、サイクル、携帯電話、ホームファッション、ヘルス&ビューティーケア)は、全店が同113・6%、既存店は同95・8%になった。食品部門の売上げは、GMS(総合スーパー)は前年を超えたが、SM(食品スーパー)とDS(ディスカウントスーパー)は前年を割り込む結果になった。住居余暇は、昨年のマスク引き合い増の反動が大きかった。

 北雄ラッキー(本社・札幌市手稲区)は、既存店売上高が前年同月比91・3%。インバウンドの蒸発で大きく影響を受けている「倶知安店」(虻田郡倶知安町)と衣料の不振が全体を引っ張った。食品部門も92%程度だった。客数は同85・8%、客単価は同106・4%だった。


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