2020年12月既存店売上高、アークス3・5%増、イオン北海道1・7%増、北雄ラッキー1・9%減

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 札幌市に本社を置く株式上場スーパー、アークス(中央区)、イオン北海道(白石区)、北雄ラッキー(手稲区)の2020年12月度の売上高前年比は、青果の相場安などもあって売り上げの伸びを欠いたほか、北雄ラッキーはインバウンド蒸発の影響を大きく受けた。(写真は、「北雄ラッキー倶知安店」)

 アークスの12月度売上高は、全店が前年同月比104・1%、既存店が同103・5%になった。19年10月の消費増税の駆け込み需要の反動減があった20年9月を除けば、105%を超えていた勢いはややトーンダウンした。客数は全店が同97・4%、既存店が同97・2%、客単価は全店が同106・8%、既存店が同106・5%になった。
 アークスの北海道6社(220店舗)の売上高は、全店が同104・6%、既存店が同103・9%だった。客数は全店が97・9%、既存店が同97・4%、客単価は全店が同106・8%、既存店が同106・7%。東北3社(124店舗)の売上高は、全店が103・4%、既存店が102・9%、客数は全店が同96・8%、既存店が同96・9%、客単価は全店が同106・8%、既存店が同106・2%になった。

 イオン北海道の12月度売上高は、全店が167・5%、既存店が同101・7%だった。衣料部門(レディース、服飾、キッズ、インナー、メンズ)は、降雪の影響もあってインナーなどは好調だったものの全店は94・9%、既存店は91・0%と厳しい状況だった。
 食品部門(グロサリー、デイリー、農産、水産、畜産、デリカ、催事)は、GMS(総合スーパー)、SM(食品スーパー)、DS(ディスカウントスーパー)ともに前年をクリア、全店は同198・0%、既存店は同102・6%だった。住居余暇部門(家電、文具、サイクル、携帯電話、ホームファッション、ヘルス&ビューティー)は、福袋の売れ行きも良かったこともあり、全店で同119・%、既存店で同104・2%になった。

 北雄ラッキーの12月売上高は、既存店が前年同月比98・1%と3ヵ月ぶりに前年を割り込んだ。インバウンドの売り上げが多かった「倶知安店」(虻田郡倶知安町)が大きく減少したことが影響した。同店を除けば前年をクリアしている。衣料部門は同91・0%だった。客数は同92・3%、客単価は106・3%になった。

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