作業服、作業用品の専門店「プロノ」を道内外に41店舗展開しているハミューレ(本社・札幌市東区)は、23日に新業態の機能性アパレルショップ1号店となる「ハミューレ羊ヶ丘通店」(同市清田区清田410ー2)をオープンさせる。アウトドアやスポーツのほか、カジュアルウエアとして一般顧客向けに販売していく。※動画はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください。
(写真は、23日にオープンする機能性アパレルショップ「ハミューレ羊ヶ丘通店」)
(店内には、機能性商品が数多く品揃えされている=写真)
出店場所は、複合商業施設「アクロスプラザ清田」内で、同社が2017年11月に出店、19年9月に閉店した「プロノ清田店」跡を利用する。店舗面積は約210坪。「プロノ」閉店後は、転貸も考えたというが、ワークマン(東京本部・東京都台東区)が展開する同業態の「ワークマン」店舗が「ワークマンプラス」で一般向けに顧客を広げていることから、「プロノ」で扱っている商品を中心に一般向けにアピールできる新業態として「ハミューレ」を展開することにした。
店舗のコンセプトは、機能性、リーズナブルな価格、高いデザイン性の3点でアウトドア、スポーツのほかカジュアル用や仕事用など様々な場面で使える機能性商品を揃えている。具体的には、カッパと同じ防水・防湿性があって通気性が高いダウンパーカー、ストレッチ性の高いチノパンツ、着る毛布のようなインナー、湿気を熱に変える靴下、防水・防寒でスマートフォン対応の手袋、防水バッグ、ウェットスーツと同じ素材の靴など約1200アイテムが並ぶ。中心価格帯は3900円から4900円。
小松勇太店長は、「行ったみたいと思えるようなワクワクする店舗づくりをしたい。また、雨に濡れないような困りごとを解消できる品揃えを進めたい」と話す。PB(プライベートブランド)比率は約4割で、「プロノ」で扱っている商品が8割、「ハミューレ」の独自商品が2割という商品構成になっている。正社員4人、パート・アルバイト9人の13人で対応、各シーズンに応じて展開商品を変えていく。初年度は2億円の売り上げを計画している。
(写真は、内覧会で商品説明をするハミューレ担当者)
武居秀幸社長は、「『プロノ』は、働く人の店舗というスタンスを変えずにきたため、一般の人は入りづらい雰囲気がある。それを払拭する店舗として一般の人たちに向けて機能性の価値を最大限発揮できる店舗にしたい」と話している。店舗名の「ハミューレ」は社名と同社が展開するPBブランドから引用した。ちなみに創業時の靴販売店舗の名称も「ハミューレ」だったという。「ハミューレ」の社名は五十音表の斜め読みで、語感の良い「はみゆれ」から取ったもの。