アークスグループのラルズは、札幌市西区八軒の「フレッティ琴似店」を建て替え、「スーパーアークス琴似店」として12月13日にオープンする。フレッティの店名はラルズの前身、大丸スーパー当時のもので、同社が食品スーパーを始めて51年目にしてフレッティの屋号が消える。(写真は、フレッティ琴似店=左。下手稲通に面した空地と後方の店舗を使ってスーパーアークス琴似店が建設される=右)
「フレッティ琴似店」(札幌市西区八軒5条東1丁目524―2ほか)は、1979年にオープン、店年齢は33年。売場面積は922㎡。
近接する「マックスバリュ八軒店」とは、激しい価格競争を繰り広げ、“琴似戦争”と呼ばれたこともあった。
ラルズでは、店舗の老朽化と売場が手狭になってきたことから隣接する土地を取得し、スクラップ&ビルドで店舗面積を広げ、地域密着の食品スーパーとして装いを新たにする。
新店舗は「スーパーアークス」の屋号を使い、同社がグループ含めて34店舗展開している「ビッグハウス」よりも品数を絞りこみ、個食化に対応した改善型の売場にする。
20日に札幌市から公告された大規模小売店舗立地法の届出書によると、敷地面積は2293㎡、地上2階建てで延床面積2680㎡。1階売場面積は1551㎡。
駐車場は隣接して3ヵ所用意し、総駐車台数は53台、駐輪台数は34台。開店時間は午前7時、閉店時間は午前0時。
商圏範囲は半径2㌔としており、昨年10月の住民基本台帳による世帯数は8万4704世帯。同一商圏内には、ダイイチ八軒店とマックスバリュ琴似店がある。
今回の建て替えは、同一敷地のため、フレッティ琴似店は6月ころには取り壊される模様だ。