JR桑園駅に近いマンションが建ち並ぶ一角にDCMホーマック(本社・札幌市厚別区)の「桑園店」が、4月29日にオープンした。新型コロナウイルスの影響で告知やチラシのない質素な形でのオープンとなった。(写真は、4月29日にオープンした「DCMホーマック桑園店」)
「桑園店」は2階建てで1階が店舗、2階が駐車場。延べ床面積は約1828坪(6033・49㎡)、店舗面積は約1369坪(4520㎡)。1階には木材・建材、塗料・補修、作業用品、工具、金物などのほか電材や管材、水道部材などの部品の倉庫『クイックパーツ』のコーナーもある。このサービスは店頭注文なら即座に、スマートフォンや電話なら60分で指定の店舗で部品を受け取れる仕組み。扱い在庫は1万点以上。
その他、園芸用品、インテリア、家具・収納、ペット用品、サイクル、レジャー用品、文具・事務用品、日用品などが揃っている。2階の一部はフロアになっており、リフォーム展示や物置、収納庫を展示している。
札幌市中央区にはホームセンター業態の店舗が、DCMホーマックの「旭ヶ丘店」(南9条西22丁目)の1店舗のみだった。「桑園店」は中央区2店舗目のホームセンターで都市型需要に対応した品揃えになっている。
オープンがコロナ下と重なったため、告知やチラシを配布せず店内では社会的距離の確保など買い物客の3密状態を回避する対策を徹底。さらに店頭などでアルコール消毒液を用意、飛沫防止の透明アクリルシートをレジに設置するなどしている。同社のホームページでも4月30日現在、「桑園店」の記載はなくこの時期にオープンすることの難しさを示しているようだ。