苫小牧でスーパー3店舗建設中 夏から続々オープン

流通

 苫小牧市内で今年の夏から秋にかけて、食品スーパー3店舗が相次いでオープンする。各店舗とも建設中か建設準備中で、中には鉄骨が組みあがりオープンに向け残り3ヵ月を切った現場もある。今年の後半は新店舗が苫小牧を盛り上げそうだ。(写真は、「マックスバリュ日新店」の建設現場)

 3店舗のうちで最も早い7月中旬にオープンが予定されているのは、「マックスバリュ日新店」(日新町2丁目348ー12の内、店舗面積約625坪)。敷地内では工事車両が慌ただしく行き来し、建設現場特有の緊張感を含んだ熱気が漂う。現在は、鉄骨が組み上がって店舗の躯体がはっきりと見えており、竣工に向けた期待感が現場に充ちている。旧マックスバリュ北海道(本社・札幌市中央区)を経営統合した新生イオン北海道(同・同市白石区)の最初の新設店舗で、苫小牧市内6店舗目の「マックスバリュ」。食品スーパーの地域一番チェーンを目指す戦略的な位置付けの店舗となっている。

(写真は、「スーパーセンタートライアル苫小牧西店」の建設現場)

 海に近い錦岡53ほかの国道36号線沿いで8月初旬のオープンに向けて建設が進んでいるのが、「スーパーセンタートライルアル苫小牧西店」(店舗面積約1306坪)。パチンコ・パチスロ「ダイナム苫小牧ゆったり館」の西隣に位置し、こちらも店舗の躯体が姿を現してきた段階。青空の下で進む建設現場には躍動感が溢れている。
 トライアルカンパニー(本社・福岡市東区)は、苫小牧市内に3店舗を展開しており市民にも馴染みの店舗ブランド。「トライアル」は消費増税のたびにシェアを伸ばしているディスカウンターで、低価格指向が一段と高まると見られている今夏以降、新規店舗の存在感が高まりそう。

(写真は、旧「フードD365見山店」の解体作業現場)

 環状通沿いの見山町2丁目3ー3では「フードD365見山店」の建て替え工事が進んでいる。現在は、旧店舗の解体作業が大詰めを迎えており、まもなく整地作業が始まる段階。5月には新店舗建設の槌音が響き始め、予定では9月末に新店舗がオープンする。旧店舗は店舗面積約350坪だったが、新店舗は約500坪と1・5倍に拡大、地域の買い物需要に応えていく。
 苫小牧市内で食品スーパーが1年に3店舗も建設されるのは珍しい。3店3様、それぞれの特色を持つスーパーが苫小牧を彩りそうだ。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER