良品計画(本社・東京都豊島区)は27日、大型商業施設「札幌パルコ」に入っている「無印良品札幌パルコ店」(札幌市中央区南1条西3丁目)をリニューアルオープンさせた。無印良品の冷凍食品も道内で初めて取り扱う。(写真は、27日にリニューアルオープンした「無印良品札幌パルコ店」)
「札幌パルコ」は今年が開業45周年になることから2019年下期から20年上期にかけて、段階的な大規模リニューアルを実施、全館の60%以上を刷新することにしている。19年秋にはファッションの大型改装を実施、セレクトショップの集積を強化したほか身の回り品や生活雑貨も拡充した。
その一環として5階、6階を使って「無印良品」のリニューアル工事を今年1月中旬から一時休業して実施してきた。当初は3月13日にリニューアルオープンをする予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により道が緊急事態宣言を発したために延期、27日に先延ばしていた。
店舗面積は約818坪(約2700㎡)と「無印良品」としては北海道最大級の店舗。札幌エリア初の「IDEE」、「Found MUJI」、「MUJI Labo」の取り扱いや道内初展開のリノベーションサービス「MUJI SUPPORT」、親子で楽しめる「木育広場」、「MUJI BOOKS」、「刺繍工房」といったサービスを充実したほか、無印良品の冷凍食品の取り扱いも道内で初めてスタートする。
さらに地域の出展者による食品や特産品の販売、マルシェ、ワークショップイベント「つながる市」を不定期で開催する。リニューアル翌日の28日には多くの来店客で賑わい、レジを待つ長蛇の列ができていた。