コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、11日に札幌市豊平区を管轄する宅配システムトドック「西岡センター」(豊平区西岡4条3丁目1ー54)を稼働させたが、センター事務棟内に地域コミュニティの開放施設として「トドックステーション」も新設、23日から利用できるようにした。(写真は、西岡センターに開設された「トドックステーション」)
(開所式では、マスコットのトドックがトドックダンスを披露した=写真)

「宅配システムトドック西岡センター」(小田原紀子センター長)は、水源地通沿いの元コナミスポーツクラブ西岡跡に建設。土地は賃借し建物は自前で整備した。敷地面積は約1500坪(約4950㎡)で車両は36台、豊平区内の約1万1400人の宅配トドック利用者の配送拠点となる。センター従業員は62人、「コープさっぽろ江別物流センター」(江別市)でピッキングされた商品を西岡センターに搬入、さらに小分けして1台1日当たり70人の利用者に宅配している。

 同センターの事務棟に併設した「トドックステーション」の広さは約29坪(約98㎡)で全道17ヵ所目。「トドックステーション」は、地域の人たちが集える交流施設でコープさっぽろは2016年5月に「札幌中央センター」にオープンさせ、順次整備してきた。入場無料、飲食自由、ベビーケアスペースを完備しており子育て世代の利用が多い。

 宅配トドックの配達時に不要になった服や絵本などを回収、トドックステーションにフリーマーケットスペースを設けて販売。その代金で木のおもちゃなどを購入する循環システムも構築している。

 この日の開所式には、地域の親子約60人が訪れ、マスコットの「トドック」と一緒にトドックダンスを踊り、絵本の読み聞かせなども行った。利用は月~金が午前10時から午後6時、土は午前10時から午後3時。日祝は休み。小田原センター長は、「お子さんが自由に遊べる場が減っており、トドックステーションを皆さんに利用してもらいたい。地域のコミュニティを形成する一助になればと思う」と話している。
(写真は、「宅配システムトドック西岡センター」)



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