コープさっぽろは11日、札幌市内の2店舗(美園店・西宮の沢店)で「冬休みおしごとキッズ」を開催した。冬休み中の小学生を対象に魚や肉のパック詰めや値付け、レジ打ちなど実際の店の仕事を体験してもらうもので、西宮の沢店では21人が参加。白のユニフォーム姿に着替えて緊張しながらバックヤード作業などに取り組んだ。(写真は、「冬やすみおしごとキッズ」の入協式=左と鮭の切り身パック作業を体験する参加児童)
コープさっぽろの「おしごとキッズ」は、3年前から夏休みと冬休みの期間中に全道10地域のコープさっぽろ各店舗で行っている。対象は小学校3~6年生だが、実際の参加は小学2年生から5年生が多いという。
店の仕事を通じて食べ物が流通する仕組みや販売などを学習、体験してもらうもので夏休みや冬休みの自由研究として参加する小学生もいる。
西宮の沢店では夏休みに続いて2回目の開催で白いユニフォーム姿になった子どもたちは、まず「いらっしゃいませ」、「申し訳ございません」、「ありがとうございました」など挨拶の練習を行い、その後果物や肉、魚、惣菜の各班に分かれてバックヤード内でパック詰めなどを体験。
このうち鮭の切り身をパックに詰める作業では、手洗いの仕方を教えてもらい、4切れずつパックに詰めしてラッピング、値付けするまでの工程を真剣な眼差しで取り組んでいた。
バックヤード作業の終了後には、店内への品出し、レジ打ちや店内放送なども行い、最後に業務日報を記入して体験学習を終了した。
女子児童の参加が多いが、レジ打ちや店長を体験したいと男子児童も毎回一定数の参加があるという。
参加した児童たちは、様々な体験を通じて「感激した」「初めてなのでびっくりした」などの感想を語り、「大きくなったらアルバイトをしてみたい」と言う児童もいた。