ヤマダ電機(本社・群馬県高崎市)は、札幌市中央区の「テックランド札幌本店」(北1西8)を家電と住まいの新業態店「家電住まいる館YAMADA札幌本店」に業態転換する。同社は、昨年3月に「テックランド旭川店」を「家電住まいる館YAMADA旭川店」に転換して以降、道内各地の「テックランド」を「家電住まいる館」に転換してきた。「札幌本店」は、札幌市内2店舗目、道内では6店舗の「家電住まいる館」になる。(写真は、閉店セールを実施している「テックランド札幌本店」)
「テックランド札幌本店」は、札幌市立病院跡地の一部を使ってSTVが札幌メディアパーク・スピカを建設、運営していた跡地を利用して2009年にオープンさせた店舗。今年は開業から10年目になるが、7月6日から12日までの期間、閉店セールを実施。その後、一時閉店して「家電住まいる館YAMADA札幌本店」に改装する。
「家電住まいる館」は、家電から快適住空間をトータルにコーディネート提案する店舗で、ヤマダ電機は17年9月に茨城県ひたちなか市で1号店を開店、その後全国で既存店舗の業態転換を進めてきた。
売り場には、家電製品のほかソファやベッド、テーブルなどの家具・インテリア、カーテンや布団カバーなどホームファッション、リフォームコーナーも設置。また、日用品や食品、化粧品、おもちゃゲームなども揃える。
19年3月末で「家電住まいる館」への改装は全国で74店舗になり、新業態から1年半で基本フォーマットが整った。道内では全36店舗のうち、「家電住まいる館」は旭川、函館、釧路、帯広、札幌で各1店舗、計5店舗。「札幌本店」は文字通りヤマダ電機の札幌での旗艦店舗の位置付け。その店舗の業態転換は象徴的な意味を持つことになりそう。