サッポロビールやポッカサッポロ北海道などサッポログループとコープさっぽろ、マルハニチロの4者は、コープさっぽろの組合員が店舗でビールなど対象商品を買うと寄付金が拠出され、CO2削減に繋がる活動に参加できる共同キャンペーンを6月26日から始める。2013年から始まった取り組みで今年が7回目。集まった寄付金は北海道の森林保全に使われ、森と繋がる海の保全にも貢献できる。(写真は、書道家・石野華鳳さんが書いた『乾杯』の前でフォトセッションに応じるキャンペーン実施者たち)

 このキャンペーンは、『北海道の森に海に乾杯!』と名付けられ、6月26日から始まる。対象商品は、サッポロビールの『サッポロ麦とホップ』、『サッポロ北海道オフのごちそう』、『ポリフェノールでおいしさアップたっぷりサイズのワイン』などのほか、ポッカサッポロの『Ribbonナポリン』、『Ribbonシトロン』、マルハニチロの『さんまの蒲焼3缶』。ビール系飲料やRibbon1本につき1円、ワイン1本につき10円、蒲焼は1パック2円が寄付金になる。

 キャンペーンは10月にも『サッポロクラシック』などで実施され、総額で204万円を拠出、136tのCO2排出権を購入するカーボン・オフセットのプロジェクトとして紋別市や広尾町、士幌町などで進められている森林保全活動に寄付する。

 21日には札幌市中央区のサッポロファクトリー地下1階アトリウムステージでこのキャンペーンのキックオフセレモニーが行われた。コープさっぽろの大見英明理事長は、「SDGsの国際的な取り組みが始まっているが、それ以前から民間団体と企業が一緒になって北海道の環境保全を進め実際に成果を上げてきた。今回を含め936tのCO2削減に繋がる1400万円を超えるカーボン・オフセットの資金を生み出すことができた。豊かな北海道のために着実な一歩を続けていけるよう皆さんの参加をお願いしたい」と話した。

 セレモニーでは、書道家・石野華鳳さんがステージ上で『乾杯』の文字を描くパフォーマンスも行われ、揮毫(きごう)された『乾杯』の文字の前でキャンペーン実施者たちが記念撮影に応じた。



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