住生活グループのLIXIL(リクシル)ビバは、札幌市手稲区富丘に道内1号店となる大型ホームセンター(HC)「スーパービバホーム」を建設する方向で調整しているが、施設内にダイエーが出店する見通しだ。ダイエーは一昨年、同市中央区円山にオープンした商業施設「マルヤマクラス」の食品スーパー(SM)として出店、成功を収めていることから大型商業施設内への出店に意欲的。LIXILビバの店舗開発部門には元ダイエー出身者が在籍していることもダイエー出店を後押しした模様。(写真は、スーパービバホームの出店予定地=北方ジャーナル提供)
スーパービバホームの出店場所は、かつてコストコが出店を模索していたとされる立地。手稲区富丘の国道5号線沿いで中古車販売センターの跡地約7300坪。
スーパービバホームの出店について報じた北方ジャーナル(8月26日付公式ブログ)は、『延床面積約1万坪で、地階と屋上に駐車場を設け売場面積は約5000坪。駐車台数は1階店舗前を含めて900台でオープンは来秋以降』と報じている。
道内の大型ホームセンターは、ジョイフルエーケーが屯田店(札幌市北区)で先鞭を付け、その後大曲店(北広島市)が続き、ホーマックもスーパーデポ石川店(函館市)を展開しているが、いずれも単独の大型ホームセンターで食品スーパーと一体化した施設はこれまで道内にはなかった。
衣料や雑貨、園芸・建設資材と食品をワンフロアーに配置したスーパーセンターと呼ばれる業態は道内でイオン北海道が石狩緑苑台(石狩市)、三笠(三笠市)、手稲山口(札幌市)に出店しているが、こうした業態とは一線を画すものと見られる。大型ホームセンターの豊富な品揃えとマルヤマクラスでイメージを一新したダイエーが一体化すれば、集客力は格段に高まりそうだ。