マックスバリュ北海道(本社・札幌市中央区)は、今年度2店舗目の新規店舗となる「マックスバリュ月寒西店」(豊平区月寒中央大通2丁目1ー15)を9日午前9時にオープンさせた。開店前には買い物客が長い行列を作り、96台収容の駐車場も満杯の状態が続いた。(開店前から大勢の買い物客が行列を作った=写真)
「月寒西店」は、昨年度にオープンさせた「マックスバリュ北40条店」(東区)や「マックスバリュ新発寒店」(西区)の市街地型店舗と違い、今年8月に新規出店した「マックスバリュ北1条東店」(中央区)と同じ都市型コンセプトの店舗。
(ライブ感たっぷりの惣菜コーナー=写真)
産直(札幌市厚別区)の「生鮮市場月寒店」跡の敷地約1574坪(5196㎡)を取得、そこに建築面積704坪(2324㎡)の鉄骨造地下1階、一部2階建ての店舗を建設した。1階は店舗で2階は食育セミナーなども行え、フリーWiーFiも完備した95席のくつろぎスペース。売り場面積は、一般的な店舗よりも約150坪(約500㎡)程度小さい512坪(1692㎡)で、くつろぎスペースを含めると574坪(1895㎡)。
(ベーカリーコーナーでも内部の作業風景が見える=写真)
(2階のくつろぎスペースは95席あり、ゆったりできる=写真)
「北1条東店」と同様に1階デリカゾーンは吹き抜け構造で広々しており、ベーカリーや惣菜、水産加工の作業工程が見えるようにしてライブ感を高める工夫をしている。
ベーカリーコーナーでは、地元月寒の銘菓会社「ほんま」の道産原料にこだわったあんぱん「寒月(かんげつ)」を品揃え。直営店しか扱っていなかった「パイまんじゅう」、「どら焼き」も揃えている。
(地元の月寒あんぱんの商品も品揃えしている=写真)
「月寒西店」の足元商圏は、単身者などが多い「北1条東店」と異なり、平均的な市街地店舗と同様のオーソドックスな買い物需要が根強いとみられる。「北1条東店」をハイグレードな品揃えの都市型店舗とすれば、「月寒西店」はハイスタンダードな都市型店舗。同店の実績を積み重ねて、札幌市内や近郊での1500坪フォーマットの店舗展開に備える。