地震被害を修復、「イオン静内店」20日から営業再開

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 イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、北海道胆振東部地震の影響で9月13日から閉店していた「イオン静内店」(日高郡新ひだか町静内末広町2丁目2―1)の営業を10月20日から再開する。損傷した建物の修復を終え、1ヵ月を超える閉店からようやく平常運営に戻る。(写真は、20日から営業を再開する「イオン静内店」)

「イオン静内店」は、同社の前身であるマイカル北海道が1998年11月に静内町の中心部にあった旧店舗を移転新築した。当初は「サティ静内店」の店舗名だったが、マイカル北海道がポスフールに社名変更したため「ポスフール静内店」に変わり、2007年にイオン子会社になって11年に「イオン静内店」と現店舗名になった。敷地面積は、約1万1200坪(約3万8900㎡)で、建物は2階建て、延べ床面積は約3300坪(約1万3000㎡)。

 9月6日に発生した北海道胆振東部地震で、同店には排水管やスプリンクラー配管、外壁の損傷などが発生、13日からテナント18店舗を含めて全館閉館して修復工事を進めてきた。

 これら一連の修復工事が終了し、安全が確認できたため20日から全館の営業を再開することにした。「営業を見合わせていた期間中も地域の方々から店舗従業員への励ましなど温かい声をかけていただいた。営業再開にあたり、感謝の気持ちを込めて特別セールを行う」(広報)としている。

 特別セールは、20日と21日の2日間で、食品や衣料品、暮らしの品などをお買い得価格で提供する。道内の総合スーパーや食品スーパーで地震の被害を受けて長期にわたって閉店していたのは、「イオン静内店」のみだった。同店の営業再開で地震による閉店店舗はなくなる。

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