食品スーパー、ダイイチ(本社・帯広市)の2018年9月期第3四半期決算(2017年10月~18年6月30日)によると、売上高は300億2100万円、純利益は6億3600万円で前年同期間比2・5%の増収、63・3%の減益だった。(写真は、ダイイチ白樺店)
消費の伸び悩みや食品スーパー同士の価格競争が激化したが、週間販売計画の強化、ポイントカードを活用した販売促進によって既存店は前年同期並みの売上高を確保できた。
ブロック別売上高を見ると、帯広ブロックでは17年10月に「白樺店」をリニューアルしたこともあり、130億6000万円(前年同期間比1・2%増)、旭川ブロックは17年10月に「豊岡店」を居抜きで新規開店、11月には「東光店」を移転増床した結果、93億3200万円(同7・2%増)、札幌ブロックはリニューアルや新設店舗もなかったことから76億2300万円(同0・7%減)になった。
純利益は、前期に実施した子会社オーケーの吸収合併に伴う「抱合せ株式消滅差益」(9億5700万円)の反動減と「東光店」の移転増床に伴う固定資産除却損6500万円の計上により、前期より63・3%の大幅減になった。