アインホールディングス(本社・札幌市白石区)の2018年4月期決算は、コスメ&ドラッグストア「アインズ&トルペ」などリテール事業の営業利益が6億800万円と黒字化した。前期は9億5900万円の営業赤字だった。リテール事業は不採算が続いていたが18年4月期で完全黒字体質が構築された。IMG_7984(写真は、アインズ&トルペの店舗)

 リテール事業(コスメ&ドラッグ物販店事業)は、同業間の同質化競争や業態の垣根を超えた統合・再編で厳しい市場環境が続いている。アインHDは、18年4月期に子会社のアインファーマシーズ(本社・札幌市白石区)を通じて「アインズ&トルペ」の「小田急百貨店町田店」(東京都町田市)、「丸井吉祥寺店」(東京都武蔵野市)、「グランエミオ所沢店」(埼玉県所沢市)、「アインズ」の「グランエミオ所沢店」(同)の4店舗を出店。一方で採算の悪い店舗を中心に8店舗を閉店した。

 既存店改装や関連商品のMD(マーチャンダイジング=販売政策)強化による集客力向上に注力、35店舗の既存店売上高は前期比108・7%、客数は同103・2%、客単価は同105・3%で推移した。そのほか「リップス&ヒップス」及び「ココデシカ」などオリジナルブランドの積極展開、仕入れの見直しに伴う粗利率向上、業務効率化によるコスト削減効果が出た。

 これらの結果、リテール事業の売上高は、前期比12・8%増の241億1700万円、営業利益は額で前期より15億6700万円増えて6億800万円の黒字になった。
 総店舗数は48店舗で前期より4店舗減。この店舗数は2010年4月期の49店舗とほぼ同じ。当時は4億9300万円の営業赤字だった。


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